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家族と住まいを守る!自分でできる住宅の耐震対策ガイド

家の耐震対策 家づくり
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家の中で始める基本の耐震対策

家具の固定で安心感をプラス

家具の転倒は地震の際に重大なけが家財の損壊を招きます。大型家具や家電を固定するには、L字金具耐震マットの使用が効果的です。まず、家具の配置を見直し、寝室や逃げ道をふさぐ可能性がある家具から対策を開始しましょう。壁に直接固定する場合、壁の材質強度を確認することが大切です。賃貸住宅では壁を傷つけずに固定できる突っ張り棒や専用の粘着テープを活用する方法があります。固定が難しい場合でも、家具の上部に滑り止めのマットやジェルパッドを置くだけで、倒壊リスクを軽減できます。家具の固定は見た目以上に簡単で効果的な地震対策です。

L字金具を取り付ける際は、取り付け位置に注意が必要です。壁の中の柱や間柱等が無く石膏せっこうボードのみにしか取り付いていないと地震の際、すぐに引き抜けてしまい危険です。ホームセンターに行くとで細い針を刺して探すものやセンサー式の下地探し用の道具もあるので、それらを使用し必ず下地のある部分に取り付けてください。また、ビスの長さにも注意が必要です。しっかりと下地まで届くものを使用しましょう。

壁の下地等についてはこちらの記事も参考に
DIYで壁に棚を付けたいとき知っておくべきこと
ちょっとした棚や本棚等を壁に付けたり固定したりする際に知っておくべきことがあります。これを知っておかないと良かれと思ってやったことで壁を壊してしまったり、場合によっては思いも寄らない事故により怪我をしてしまうことも考えられます。棚付けるくら...

窓ガラスの飛散防止でけがを予防

地震による窓ガラスの破損は、家族に危険をもたらす可能性があります。飛散防止フィルムを窓やガラス戸に貼ることで、割れたガラスが飛び散るのを防ぎます。このフィルムはホームセンターやネット通販で入手でき、施工もシンプルです。ガラス面をきれいに掃除し、サイズを測ってカットして貼るだけで完成します。特に寝室やリビングなど人が長時間過ごす場所には優先的に対策を行いましょう。また、UVカット効果がある製品を選べば、普段の生活でも日射し対策ができ、一石二鳥です

家電や小物の転倒・落下防止策

地震時には、テレビや電子レンジなどの家電が簡単に滑り落ち、壊れたりけがを引き起こしたりする可能性があります耐震粘着マットを家電の底部に設置することで、滑りを防ぐことができます。これらのマットは透明で目立たず、家具や家電の外観を損なうことがありません。また、棚の上に置いた小物やインテリアアイテムには、滑り止めシートを活用しましょう。日常的に使用する物の配置を見直すことで、地震の際に慌てることなく安心感を得られます。最近の住設メーカーのシステムキッチンやカップボード等の扉には揺れると扉がロックされて中身が飛び出さないようになる耐震ラッチが取り付いている場合がありますが、実はこれもホームセンター等で入手して自分で比較的簡単に取り付けることもできるので検討してみましょう。

耐震性能を向上させるリフォーム

専門家による耐震診断で家の強さを確認

耐震診断は、家の構造的な弱点を明らかにし、補強すべき箇所を特定する重要なステップです。特に築年数が経過した木造住宅は、1981年以前の旧耐震基準で建築されている場合が多く、耐震補強が必要になるケースがあります。自治体によっては、無料または低料金で耐震診断を提供していることもあり、補助金制度を活用することで費用負担を抑えながら対策が可能です。診断結果をもとに、具体的な補強計画を立てましょう。診断士に相談することで、リフォーム計画に適切なアドバイスを得られます。

壁や柱の補強で耐震力アップ

耐震補強の中でも効果的なのが、筋交いや耐震パネルを追加する方法です。筋交いを追加することで、建物の水平力を強化し、揺れに対する抵抗力を向上させます。また、耐震パネルは壁全体に貼り付けるだけで強度を高められ、工期も短く済むため、比較的手軽に施工が可能です。DIYが得意な方は、市販の耐震金具を使用して小規模な補強作業を行うこともできます。リフォーム時には、信頼できる専門業者に相談し、確実な施工を目指しましょう

屋根を軽量化して揺れを軽減

古い瓦屋根は重量があるため、地震時の揺れを増幅させ、建物全体の倒壊リスクを高める要因になります。スレートやガルバリウム鋼板などの軽量な屋根材に変更することで、地震による負荷を軽減することが可能です。特に屋根の軽量化は、耐震補強全体の効果を高める重要な施策の一つです。屋根材の交換は専門業者による施工が必要ですが、リフォームローンや補助金を活用することで、経済的な負担を抑えながら安全性を向上させることができます。

日常でできる備えと防災準備

家族で地震時の行動計画を立てる

地震が発生した際に家族全員が冷静に行動できるよう、防災計画を共有することは重要です。まず、避難場所や避難経路を明確に決め、非常時の連絡方法を話し合いましょう。特に子どもや高齢者がいる家庭では、避難時に必要な手助けや道具を事前に準備しておくことが大切です。さらに、自宅周辺の危険箇所を確認し、障害物を取り除いて安全な通路を確保しましょう

非常持ち出し袋の準備と点検

地震後の避難生活に備え、非常持ち出し袋には最低3日分の飲料水食品を用意しておきます。加えて、懐中電灯、電池、救急用品、常備薬なども忘れずに入れましょう。袋は両手が使えるリュック型がおすすめです。また、季節や家族構成に応じて内容を調整し、半年ごとに中身を見直して賞味期限や劣化の有無を確認しましょう。

備品と避難経路の点検を習慣化

非常時に使う備品や避難経路の点検を日常的に行うことで、災害時に慌てず行動できるようになります。例えば、懐中電灯やラジオの電池切れを防ぐために、定期的な動作確認を行いましょう。また、避難ルートに障害物が置かれていないか、定期的にチェックすることも大切です。こうした小さな積み重ねが、いざという時に大きな安心感をもたらします。

まとめ: 自分にできることから地震対策を始めよう

地震対策は「いつかやろう」ではなく、今すぐ始めるべきです家具の固定非常持ち出し袋の準備など、手軽にできることから取り組むことで、大きな安心感が得られます。また、耐震診断やリフォームを通じて住まい全体の安全性を高めることも重要です。家族全員で防災意識を共有しながら、備えを強化することが、災害時の被害を最小限に抑える最善の方法です。さあ、今日から一歩を踏み出しましょう!

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