今まさに建築計画中の人はあれもしなきゃこれもしなきゃと焦りもあるかと思います。これから重要な選択をいくつもしなくてはいけない時に焦ってしまっては冷静な判断ができません。ここで一旦落ち着いて整理してみましょう。
将来的に家づくりを検討している人の中にはわからないことが多すぎて漠然と不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。この記事を読んでまずはやるべきことを把握しましょう。

一度きりの家づくりだから
できれば楽しみながら進めたいよね。

そうだね。でも、一度きりだからこそプレッシャーを感じてしまうんだ。
失敗しないためには、とにかく準備をしっかりすることが大切だよ。
結論:家を建てたいと思ったらすぐに動こう!!
家づくりは思っている以上にやることが多く、時間がかかります。
「5年後には建てたいから、もう3年くらいしたらちゃんと考えるか。」ではなく家を建てたいと考え始めたら、すぐに動き始めましょう!
とは言ってもいきなり土地を探しに行ったり、建築会社を探したりではなくても、まずは家族で自分たちの「新しい家での理想の生活」を考えてみましょう。

理想って言ってもちょっと難しいなー。

今住んでいるところで気に入ってるところとか
不便なところを考えてみるといいかもしれないね。
本格的に計画をたて始めると多くの選択をしていく必要があります。その時にこの「理想の生活」に必要かどうかで選択していくことができます。もちろんすべてがその考えで選べるわけではありませんが、迷った時の道しるべになります。
家族で話をする時間を作ることから始めましょう。

ここからは具体的にどんなことをする
必要があるのか確認してみよう!
土地探し
土地が決まらないと建物の設計をすることができません。設計をするには土地の大きさ・方角・道路の位置等を確認して、建物の大きさや位置を計画していきます。
他にも土地の条件によって建築基準法やその他の関係法令により様々な制限があります。建物の面積や高さは決められた範囲内で設計することになります。
土地に関わる専門用語

土地の情報を調べてたら
○○率とか○○地域とか書いてあるけど、
よくわかんないや。
土地探しを始めると聞いたことのない言葉がいくつもでてきます。主な用語を確認してみましょう。
- 敷地:建物がある土地のこと。
- 建蔽率:敷地面積に対する建築面積(建物の建ってる面積)。60%とあれば限度が60%
- 容積率:敷地面積に対する延べ面積(全階の床の面積の合計)。200%とあれば限度が200%
- 用途地域:都市計画法で指定されている地域。住居系の8地域・商業系の2地域・工業系の3地域がある。無指定の地域もあるが、指定されている場合は用途地域によっていろんな制限がある。
分かりやすいように大雑把に説明しましたが厳密にはもっと細かい規定や緩和措置等もあるので、ここではざっくりと覚えておきましょう。
予算を決める
家を建てるには、土地代・建築費・諸費用などの様々な費用がかかります。予算を決めずに土地を探すと、予算オーバーになる可能性があります。
とはいっても相場がわからないことには決めれないので、まずは希望する地域の土地の坪単価等をいくつか調べてみて、理想の坪数を掛けて検討してみましょう。
土地の金額に関しては、条件によって大きく変わります。あくまで予算は目安として候補の土地をいくつかあげた中から金額と条件のバランスで自分たちに合うところにしましょう。
この記事で費用や坪単価の説明もしてるので確認しておきましょう。↓↓


希望の条件を決める
希望の条件を考えましょう。希望の条件を決めずに土地を探すと、とにかく安いところ安いところとなってしまいます。安いところは必ず何か理由があるので、先ほども言いましたが金額と条件のバランスを考えて検討しましょう。
主な条件として次のようなものがあります。
- 駅やスーパー、学校などの公共施設や商業施設が近いか
- 土地の大きさ、形状
- 前面道路の向き・幅
- 下水道に接続できるか
- 隣地等の周辺の状況
この他にも必ず確認するべき大事なこと。
- 災害時の避難場所は近くにあるか
- ハザードマップを見て冠水や土砂崩れ等のリスクはどうか

近年は至る所で大きな災害が発生しています。災害リスクのある土地はやめましょうということではなく、災害時のこともきちんと頭に入れておきましょう。
土地を探す
土地を探すには、いくつかの方法があります。インターネットで探す、不動産会社に相談する、知人や友人に紹介してもらうなど。数社の不動産会社に相談して探すのが一番いいですね。建築会社がすでに決まっている場合はその会社に相談してみてもいいでしょう。
探している地域を伝えていくつか候補をあげてもらいましょう。
実際に現地に行って土地を確認する
不動産会社からもらった情報では確認できないところもあります。必ず実際に現地に行って見てみましょう。土地を実際に確認する際には、以下の点を確認しましょう。
前面道路の状況


幅員:前面道路の幅員は、4m以上が望ましいです。幅員が4m未満の場合は、車両の通行が困難になる可能性があるため、車を所有している場合は注意が必要です。スムーズに車庫等へ出入りできるかも確認しましょう。
交通量:前面道路の交通量が多いと、騒音や排気ガスなどの問題が発生する可能性があります。また、車庫への出入りが難しくなる場合もあります。比較的交通量の多い朝や夕方の時間帯に確認しましょう。
将来的な開発計画:前面道路が将来的に拡幅される予定がある場合は、拡幅工事の影響を考慮する必要があります。4m未満の道路では道路の中心から2mもしくは3mまでは道路とみなしてくださいと指定されている道路もありますので不動産会社に確認しましょう。
隣地の状況
隣地の建物の位置や高さによって大きく変わる日当たり等も考慮しておきましょう。これから始める建物の計画でも重要なポイントになります。せっかく大きな窓を付けたのに暗いなんてことのないようにしたいですよね。
他にも、雪が多い地域では隣の家からの落雪等も気をつけなければなりません。
プライバシーが確保できるか
プライバシーというと前面道路ばかり気にしてしまうかもしれませんが、隣の家の窓の位置等も確認しておきましょう。自分の家の窓の位置を検討する際にこれを考慮しておくといいでしょう。
土地の購入を決める
土地の確認を終えたら、それぞれの候補の情報を整理して購入を決めましょう。購入を決める際には、以下の点を確認しましょう。
- 土地の価格
- 土地の売買契約書の内容
- 土地の登記手続き
家を建てる土地を探すには、時間と労力がかかります。しかし、事前に準備をしっかりしておけば、希望に合った土地を見つけることができます。
建築会社の選定

たくさんありすぎて決められないや。

ここで最初に言った自分たちの理想が
大事になってくるんだ。
実績
自分たちの理想をもとにその会社の実績を確認してみましょう。今まで何棟建ててきたかよりもどんな家を建てているのかを確認しましょう。建築会社といってもいろいろな考え方があります。自分たちの考え方と近い方がスムーズに進みそうですね。
たとえば純和風の家が得意な会社、欧米の考え方をうまく取り入れた会社、とにかく価格をおさえている会社等、十社十色の考え方があります。
木の家の魅力はこちらの記事を参考に↓↓

価格
建築費用は、家づくりの大きなポイントです。複数の会社に見積もりを取り、価格を比較しましょう。見積もりを取るときは、以下の点に注意しましょう。この時点ではまだ概算見積りということを頭に入れておきましょう。
性能や耐震などの項目も含めて比較する
今は最低限の性能の基準を満たすよう義務付けられていますが、断熱や気密が著しく劣ると建築費用は抑えられても毎月の光熱費等が多く掛かってしまいます。
あとになってから断熱や耐震等の工事をしようとするとかなりの時間と費用がかかることになります。計画段階から予算と性能もしっかり確認しましょう。
オプションや工事費も含めて比較する
どこまで含まれているのかをきちんと確認しましょう。例えば地盤改良工事や外構工事等が含まれているのかを確認しあくまでも同じ条件で比較しましょう。
見積書の項目や金額をよく確認する
見積もりを取る会社は、少なくとも3社程度にしましょう。複数の会社から見積もりを取ることで、相場感を把握することができます。
項目が多く聞きなれない用語もたくさん出てくるので大変だとは思いますが、ここは時間をかけてでもしっかりしっかり把握しておきましょう。
この記事で費用についての解説もしています。↓↓

対応
建築会社とのコミュニケーションも重要です。営業担当者の対応が丁寧で、質問にわかりやすく答えてくれる会社を選びましょう。
営業担当者の対応を確認する方法は、以下のとおりです。
- モデルハウスやショールームで相談する
- 電話やメールで問い合わせる
- 見積もり依頼をする
営業担当者の対応が丁寧で、質問にわかりやすく答えてくれる会社は、家づくりにおいても安心して相談することができます。
建築会社との付き合いは家が完成して終わりではありません。ちょっとしたことでも相談しやすいところを選びましょう。
保証・アフターサービス
建築後のアフターサービスも重要なポイントです。雨漏りや構造に関する部分は10年間の保証が義務付けられていますが、それ以上の保証を付けたい場合は保証内容やアフターサービスの充実度を確認しましょう。
保証内容やアフターサービスを確認する方法は、以下のとおりです。
- 建築会社に直接確認する
- ホームページやパンフレットを確認する
- その会社で実際に建てた知人や友人に紹介してもらう
保証内容やアフターサービスの充実度を確認することで、万が一のトラブルにも安心して対応することができます。
先ほども言いましたが、建築会社との付き合いは家が完成して終わりではありません。ちょっとしたことでも相談しやすいところを選びましょう。
間取りの作成

見積りを依頼する段階で簡単な間取りは作ってくれるかと思いますが、完全注文住宅の場合は建築会社を決めたら本格的な設計に入っていきます。
ここでもやはり自分たちの理想が必ず必要になります。
リビングの大きさは?2階にトイレは必要?玄関はどっち向き?等々、選択の連続です。慣れないことばかりで大変ですがせっかくの家づくりなので楽しみながら進めたいところですね。
間取りが変われば自ずと金額も変わりますが、自分たちが納得できるものができるまで打ち合わせを重ねましょう。ここでもやはり相談しやすい会社がいいでしょう。
仕様の選定
間取りが決まると実際に使用する資材等を選んでいくことになります。
具体的には主に以下のものを決める必要があります。会社によってある程度決められている部分もあるので確認しておきましょう。
- 床材
- 外壁材
- 屋根材
- 内部のクロス
- サッシ
- キッチンや浴室の住設関係
他にもたくさんのものを選んでいくことになります。わからないところもたくさん出てくるかと思いますので、担当者に聞いてみたり、自分なりに調べたりしながら進めましょう。
まとめ
このように家づくりは思っている以上にやることが多く、時間がかかります。
- 予算を決める
- 建築会社を決める
- 間取りを決める
- 仕様を決める
もちろん、これだけではありませんがこれだけ見ても時間がかかるのがわかるのではないでしょうか。
まずは家族で自分たちの「新しい家での理想の生活」を考えて一度きりの家づくりを全力で楽しみましょう!
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